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『天城越え』(あまぎごえ)は、石川さゆりが1986年7月21日に発売した曲。第28回日本レコード大賞・金賞受賞曲 == 概要・エピソード == 曲は1985年、吉岡治と弦哲也、桜庭伸幸の3人が天城湯ヶ島町(現・伊豆市)の温泉旅館・白壁荘で製作した。3人は旅館に2泊し、現在の大女将の話によると、吉岡は旅館周辺を散策する事で詞の原案を練っていたという〔静岡新聞・2010年5月18日朝刊 31面掲載の記事より〕。静岡県・伊豆半島の「天城山」を舞台にしたご当地ソングでもある。 当時のカラオケブームの最中に、「石川にしか歌えない、難易度の高い作品を」ということで制作された楽曲である〔読売新聞社文化部『この歌この歌手―運命のドラマ120〈下〉』現代教養文庫、1997年、240-241頁。ISBN 4390116029〕。 歌手の中森明菜が、2007年6月に演歌を歌ったカバーアルバム『艶華 -Enka-』をリリースし、インターネット投票でもっともリクエストの多かった「天城越え」をアルバムに収録した。また、マーティ・フリードマンがエレキギターでロック調にアレンジしたことがある。2010年には、misonoによってもカバーされた。また、アレンジされた天城越えはテレビ朝日系列で放送されている『シルシルミシル』内でBGMとして使用されている。 2008年シーズンの大リーグ選手・イチローの打席曲にもなった。これはシーズンオフに帰国して紅白歌合戦を見ていたイチローが、石川さゆりの歌う「天城越え」を聴いて、「記録など、いろいろな物を越えたい」と思ったからだという。その後石川はマリナーズのホームゲームに招待された。但し、石川自身は「野球音痴」だという。 他女子マラソン元選手の増田明美も、1989年の東京国際女子マラソン(日本人トップの8位でゴール)で終盤の登り坂を走っている最中に、この「天城越え」のメロディーがずっと頭をよぎり離れなかった、と語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天城越え (曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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